1週間に1人の割合で虐待によって亡くなっていく子どもたちの存在。
小さな命が奪われること、また死に至らないまでも大きな傷を抱えて生きていく子どもの姿に、怒りや悲しみを覚えたことがある人も多くいると思います。
では、虐待のリスクのある貧困家庭に目を光らせ注意喚起と指導をしたり、虐待が生じたときに一時的に保護できる施設がたくさんあれば、子どもたちは健やかに育っていけるのでしょうか?
貧困家庭の子供たちに何かしらの支援方法があれば、健やかに育っていけるでしょうか?
貧困家庭の支援方法
【衝撃】これが年収300万・既婚・子持ちの生活費らしいです。
日本の特徴は、母子家庭の母親の就労率が高いにもかかわらず、母子世帯の貧困率が、OECD24カ国中23位と極めて高いことです。
日本の母子家庭の母親の多くは、賃金や待遇の低い非正規労働に追いやられているうえに、公的な支援は不十分です。
本人の努力では乗り越えられない格差の責任を子供たちに負わせてはなりません。
子の誕生、乳幼児期、就学期にわたる連続性をもった総合的な子ども・家族への政策を行って、“子供の貧困”に取り組むことは、急務の課題です。
貧困家庭の支援方法
年収2450万円も 都営住宅の明け渡し請求、23世帯に
貧困者が抱える生活問題の根底には、所得や資産が十分に備わっていないといった経済的問題がある。
それは労働にかかわる側面(雇用の不安定、低賃金、失業など)にとどまらず、経済的基盤の不安定によりもたらされる消費の萎縮、家族関係の破綻、居住環境の悪化など生活の様々な側面にわたって現れるのが特徴である。
つまり、貧困者の生活問題は、直接的には経済的問題という形で現れるが、その影響は非経済的側面にまで広がり、問題をより重層化させていく側面をもっている。そのため生活問題は量的広がりとともに、質的深さを伴うのが一般的であると言える。
経済的支援を含めた支援方法を考えていかなけばならない。
貧困家庭の支援方法
人は、通常、人生の様々な場面で選択をしていくはずだが、貧困家庭層はAを選ぶかBを選ぶかという選択ができないのです。
その選択の場や機会を失うことで、とりわけ子供や若者たちにとって様々な経験や出会いの可能性と場を失うことになります。
そのような機会の不平等が積み重なって結果の不平等につながっていきます。
場や機会を得られないことが続くと子供や若者たちの意欲すら失われていくのです。
人間の意欲は市場原理、競争社会の原動力になっているはずだ。先にあげた4人の若者はいずれも、学ぶ意欲、働く意欲、豊かになりたいという意欲を長い貧困の中で徐々に失っています。
貧困家庭の支援方法
どの地域でも、「本当に支援が必要な子供に、支援をどうつなげていくか、支援方法はどうするか」という課題はありますが、「子ども食堂」の取り組みは始まったばかりです。
これから周知されていく中で、地域内で声をかけ合っていけたらいいと思います。
すでに、シングルマザーの支援団体や自助グループが「子ども食堂」の存在を知ってくれることで、新しいつながりが生まれています。
貧困家庭の親から子に引き継がれる「貧困の連鎖」に歯止めをかけないと、10年後、20年後の日本の財政はもっと圧迫するでしょう。
今を生きる子供たちが自立しないで、将来、生活保護を受けることになったら、子供世代全体の税負担はますます増えるはずです。
そういう視点でも「子ども食堂」のような取り組みが求められていると思います。