子供の貧困問題は、被災地や一部の地域だけの問題ではなく、日本のどこにでも共通する社会課題です。

また、貧困におかれた当事者たちだけの課題ではなく、社会の不安定化、社会経済的な損失などにより、この社会に住む誰もが影響を受ける社会課題でもあります。

十分な食事もとれない子供の貧困問題という社会課題に関わり、国民全体が当事者意識をもって取組み、支援していくことが重要です。

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貧困の子供の支援と食事


日本・見えない【 貧困 】~ 未来を 奪われる 子どもたち

東京都文京区は、経済状況が食生活に影響するリスクのある子育て世帯に対して、食事を配送する「こども宅食」プロジェクトを開始したようです。

子育て支援に関わるNPOらとパートナーシップを組み行うもので、食品ロスになる前の食品「フードバンク」などを活用し、ふるさと納税による寄付金を原資とするようです。

同プロジェクトは、文京区内で児童扶養手当を受給している約700世帯、就学援助を受給している約1,000世帯を対象に行われるものです。

区の募集に応じた利用希望者に、宅配便で食事を届けるとしています。

食品ロスになってしまう前の食品や、パートナー企業からの通常商品の寄付などを活用し、初年度は米、レトルト食品、ペットボトル飲料など、常温管理が可能な食品の配送を想定しているようです。

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貧困の子供の支援と食事


日本・見えない【 貧困 】~ 未来を 奪われる 子どもたち

貧困家庭であり、親は仕事に忙しく、一人で食べる「孤食」の子供や、わずかな夕食の食事代で、カップ麺やお菓子を買い夕食にする「偏食」なこどもも増えているようです。

バランスの取れた食事を、おなか一杯食べる。皆で食べる喜びを知れば、孤独な子供もおしゃべりできるようになるかもしれません。

こども食堂は、健全な子供の育成が目的ですが、地域全体で支援し、子供を育てていく意識をもつことは、家庭にとって子育てをしやすくするだけでなく、子供を中心として地域全体が活性化していくことにもつながるはずです。

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貧困の子供の支援と食事

貧困家庭は貧しすぎて、最低限度の食事すらできない子供たちがいます。

日々生きていくので精一杯なのです。

そして子供は重要な働き手です。学校に行かせると収入が減り生活ができません。収入が確保されない限り、学校があっても行けないのです。

この「教育・食事・収入」を相互に支援することで、貧困の連鎖を断ち切ることができるのではないでしょうか。

そのため、こども食堂は学びの場を作り、食事を提供し、 生活の再建を支援する活動をしています。

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貧困の子供の支援と食事

育ち盛りの子供たちにとって慢性的な空腹感は耐え難いものです。

食事がない日があると、その日誰かが万引きにに手を出してしまうのではないかと心配でたまらなくなった親もいると聞きます。

「万引きは悪いこと、腹が減ったら家へ来なさい」そう言って子供たちを招き、ご飯を食べさせ、話す場を与え、多くの子供たちが立ち直っていくのを支え続けた人もいます。

子供たちにとって、こども食堂は、母親のような存在かもしれません。