子供の貧困は多様な形態で広がっており、多角的な調査が求められます。

合わせて、その実態把握に当たっては子供の権利実現の立場から、正確な事実に基づくことを求められます。

たとえば、文部科学省が「就学援助実施状況調査」の結果は、生活保護基準引き下げにともなって就学援助認定基準を引き下げ、かつ適切な措置をとらなかった市区町村は71自治体に留まったと報告しています。

各支援団体からもいろいろな報告が挙がっています。

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貧困の子供の支援団体


フィリピンの家庭を訪問してみるシリーズ【フィリピンの貧困家庭ドキュメント】

フィリピンなどの国では、勉強したいと望んでいても、貧しさのため、学校に通うことができない子供がいます。

貧困家庭では子供も重要な労働力としてみなされ、小学校を卒業してすぐ(あるいは小学校を中退して)、生活のために働かなければならない場合もあります。

家事の手伝いや兄弟の世話で忙しく、学校に通えない子供もいます。

しかし、十分な教育を受けていない子供は、賃金などの条件がいい仕事に就くことはできません。

ハイスクールを卒業していなければ、大人になってから就ける仕事も限定されます。

貧困だから学校に行けない、学校に行けないから貧困から抜け出せない。その悪循環を断ち切るためには、教育を支える必要があります。

子どもの教育を支援することは、その支援団体が子供の将来を変えることにつながります。

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貧困の子供の支援団体


【衝撃】これが年収300万・既婚・子持ちの生活費らしいです

母子家庭の平均年収は全世帯の平均所得の37.8%しかありません。

暮らし向きは、「大変苦しい」(52.8%)と「やや苦しい」(27%)を合わせて、8割近い母子家庭世帯は「生活が苦しい」と答えています。

さらに、母子世帯の預貯金額は、「50万円未満」が48%、「100万~200万円未満」が8%、「50万~100万円未満」が7%となっています(残り21%は「不詳」)。

やはり、支援団体による援助が必要だと感じます。

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貧困の子供の支援団体

ある支援団体の方の苦労した話です。

ある子供に「今日は勉強したぞ!」って思ってほしくていろいろ口うるさくしていたら、だんだん私が行くと「また来たよ」って嫌がられるようになってしまって。

ちょっと言い過ぎたなと悩んだんですが、悩んでいても仕方ない!と思って、アルバイトの方に相談をしたら「そういうことってよくあること。子どものことを思ってくれているからそうなるんだよ」って言ってもらえてすごく救われました。

大変なことがあった時は自分で抱え込むのが苦手なので誰かに相談をするようにしています。

もしくは、距離の取り方の問題もあるのかなと思うので、子供と一度距離をおいてみたりもします。

ただ、男の子との距離感は難しいですね。私の妹が中3で、それもあって女の子との接し方はあまり不安はなく、みんな妹みたいにできるんですが・・。

勉強はいいんですが、雑談になると何を話したらいいかわからなくなります。

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貧困の子供の支援団体

支援団体の運営で大変なことは、本当に支援が必要な家庭に情報が届きづらいことと、学生ボランティアやパート職員を集めるのが難しいという点だと思います。

前者について、「貧困でも親子共に学習意欲のある家庭はたくさんある」、一方で「意欲が十分ではない家庭の方がより困難な状況にある」「普通の告知だけでなく周囲の人のアドバイスや後押しが必要で、ソーシャルワーカーのようなサポートや福祉部門とのネットワークが大事」ですね。