6人に1人の子供が貧困に陥っているとのデータが公表され、貧困対策の必要性がクローズアップされました。
多くの政党が子育て家庭の支援策を公約に掲げており、母子家庭など厳しい環境で暮らす親子や支援団体などは「実効性のある施策を」と強く願っています。
貧困の子供の支援団体
子どもの貧困対策事業 -夜の生活支援-
子供の貧困率(16.3%)はOECD諸国でも低位にあり条約の趣旨が実態的に生かされていないのが現状です。
「子どもの貧困対策の推進に関する法律」(通称、「子どもの貧困対策法」)が超党派による議員立法で成立し、「実施大綱」(閣議決定)に基づく施策が各地で始まっています。
このような状況のもと、子供の権利を尊重する社会をどのように実現していくのか、どのような事業を実施し、子供を取り巻く環境を改善していくのか、子供の権利条約の実現に向けたさまざまな取り組みが必要となっています。
貧困の子供の支援団体
日本・見えない【 貧困 】~ 未来を 奪われる 子どもたち
貧困とは貧しいだけでなく困りごとも多い状態で、物心両面から支える必要があります。
支援団体では子供を対象に合宿やミーティングも行っているところもあります。
そこに参加した子供たちが自分たちにできることをしようと、募金活動をしたり自分の体験を話すなど、子供たち自身が活動し支え合うようになっています。
また、子供を取り巻く支援を結び付けていく取り組みを全国各地で展開し、支援団体を中心に地域の声や意見を吸い上げているそうです。
支援が必要な家庭を選別することは難しく、また選別することが子供の選別・差別につながってはならないです。
子どもの貧困をなくすには、貧困家庭をひっくるめて社会全体で子どもを育むという視点での社会づくりが必要だと感じます。
貧困の子供の支援団体
支援団体の中には、このような取り組みもあります。
ゴミ屋敷となった家庭のごみを片付け、母親に寄り添うことで、母子が地域の中で普通の暮らしが出来るようなったこと。
また、お風呂に入る習慣のなかった家庭の子で「臭い」と言われいじめられていた小学生が定期的に入浴できるようになり、いじめられなくなりました。
また、精神疾患を持つ母親の不安を昼夜問わず聴くことで、安定した子育てが出来るようになり、子どもを学校へ通わせることが出来るようになりました。
不登校、家庭内暴力の家庭の子は現在暴力が無くなり、居場所へ通えるようになっています。
このような取り組みを見ていると、支援団体の力が必要だと感じます。
貧困の子供の支援団体
文科省では学習支援の更なる充実に当たって、高度な学習支援に対応できる、学習支援を受ける子供たちにとっても新たな人間関係が構築できることを目指しています。
また学生や様々な地域住民の協力が非常に有益と考えられることから、学習支援活動への学生や地域住民等のボランティアの積極的な参加を促しています。
子供の学習についてもいろいろな支援が考えられてきていますね。これから支援活動にもっと積極的に取り組まれる支援団体が増えればいいと願っています。