年収500万円家庭(専業主婦・子1人)の平均的な家計簿を、あるファイナンシャルプランナーに算出してもらうと、当然ながら世知辛い結果にしかなりようがない。

年収500万円の家庭に余裕なんてほとんどありません。これでは住宅費もローンが組めるギリギリのラインです。もう少しで貧困家庭です。

あえて言うなら食費を5万→3万円にし、お小遣いは3万5000→1万5000円に節約。合計4万円を捻出することはできますが、本来なら手取りを増やして貯金に回すべきでしょう。

とのことです。現実は本当に厳しいですね。

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貧困家庭の年収と手取り


多摩川スラム 東京貧困層の生活

例えば、年収204万円、手取り13万3442円で、家賃5万円のアパートでひとり暮らし。

手取り給与から家賃を差し引くと、月8万3000円しか残らない。貧困では「相対的貧困」という概念が使われます。

「相対的貧困」は国民1人当たりの可処分所得の平均の、さらに半分に満たない状態を言うが、家賃を引いた可処分所得が99万6000円では、かなり辛い生活水準といえます。

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貧困家庭の年収と手取り


子どもの貧困対策事業 -夜の生活支援-

日本でも「貧困」という言葉をよく耳にするようになったが、世界的な基準ででは「絶対的な貧困者」と「相対的な貧困者」という2種類の扱いをしています。

前者は、人間として最低限の生活をしていくのに必要な収入を得ることができない人達のことです。

それに対して後者の「相対的貧困者」は、各国の平均的な所得水準の半分に満たない人達のことを指しています。

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貧困家庭の年収と手取り

貧困の背景として、非正規労働や一人親家庭の増加があります。

平均年収の半分を下回った家庭が、貧困だと定義すると、今や6人に1人、40人学級ならクラスメートの6~7人が貧困になるといいます。

これは、生活保護の水準とほぼ重なるといいます。

しかし、子供のいる世帯で生活保護を受けているのは、2割に過ぎません。

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貧困家庭の年収と手取り

いま日本では、6人に1人の子どもが「相対的貧困」状態に置かれています。

「相対的貧困」とは、その人が暮らしている社会の普通の生活水準と比較して下回っている状態のことで、国や地域、あるいは時代によっても水準が異なることから、絶対的ではなく相対的と言われます。

具体的には世帯1人あたりの手取り収入の中央値を基準として、その半分未満の場合を指します。

金額にすると1人世帯では年収122万円、両親と子ども2人では244万円が基準となり、4人家族であれば月収およそ20万円以下であれば貧困状態になります。